進学・留学先国により、入学(留学生受け入れ)要件がちがいます。また、大学ごとに提出するスコアや書類が違います。自分が進学・留学したいと考えている大学のウェブサイトで確認しましょう。
例えば、アメリカの大学に入学には、一般的(アメリカ国内の高校を卒業した場合)に
- SAT(大学進学適性試験/Scholastic Assessment Test)のスコア - ウィキペディアのSATに関するページ(SAT (大学進学適性試験) – Wikipedia)を参照してください。
- TOEFLのスコア(TOEICや英検のスコアではないことに注意!!)
- GPA(Grade Point Average)-ウィキペディアのGPAのページ(GPA – Wikipedia)を参照してください。
が必要となります。また、それぞれの大学が入学に必要な最低スコアを決めています。自分が進学したいと思う大学の必要スコアは必ず確認しましょう。
海外からの入学を希望する場合の必要書類が異なることもありますので、忘れずに確認してください。
アメリカの場合、教育レベルの高い大学の中にはFull timeのプログラムのほかに、Continuous Education を行うプログラムがあります。
- 学生が学びたいコース(科目)を自由にとることができます。
- Continuous Education プログラムを開講している大学の学生でなくても学ぶことができます。(そのため、高校生から社会人が同じ教室で学びます。)
- 通常の学期と同じ時期に開講するコースと、夏休み期間に開講するコースがあります。海外から受講登録し、対面で受講する場合、学生ビザが必要になる可能性がありますので確認が必要です。
- プログラムによっては、学士(大学卒業)や修士の学位をとることができるプログラムもあります。(必修のコースの修了と規定単位の修得が要件となります。)
アメリカの大学に進学・留学する際に気をつけること
〇学費が日本に比べて高い。特に私立大学の場合。
〇とにかく、学業優先
- 英語がNative speaker ではないことのハンデキャップ。(大学によっては(教育レベルが高い大学でよくある)海外からの学生には、1年目は英語(ESLコースなど)の必修が課され、その成績が基準に達した場合にのみ、2年目以降に正規のコースの受講が認められる場合もある。)
- 学業優先の端的な例として、スポーツ推薦で入学した学生であっても通常の学科で単位を落とす(学業不振)と、インターカレッジなどのスポーツ競技会などに出ることができなくなる場合や退学を勧告される場合がある、という話を耳にする。
その他の地域の場合
国や地域によって違いがあります。
例えば、ヨーロッパ(EU 諸国)では、学費が日本に比べて安いところもあります。
- ノルウェー:公立大学であれば授業料は無料
- デンマーク:交換留学生プログラムの学生は学費無料
- ドイツ:公立大学では授業料が無料
これ以外の国でも、公立大学の授業料は比較的安い国が多い。
海外の大学を進学先や留学先と考えるときの注意点
- 日本国内でも大学により教育レベルが異なるように、海外でも大学によって教育レベルには大きな差があることは理解しておいてください。(教育レベルが低い大学に行ってしまうと、大学院への進学や就職で苦労することになる。)
- 大学によっては、その国の国籍・永住権を持っていない学生に対する学費が高い、奨学金がない場合もある。
- 大学の立地、住む場所の安全性を確認する。犯罪多発地域? 周辺住民の所得レベルは? (アメリカの場合、住民の所得が低い地域は住民の教育に対する意識が低い傾向が高く、また犯罪発生件数の多い地域であることが多い。)
留学をする方法として、交換留学プログラムのある大学への進学という方法もあります。
交換留学プログラムが自分に適しているかを検討するときのポイント
- 交換留学先がどこの国の大学か、どのような大学なのかを確認しましょう。
- 留学先でどのようなことを学ぶことができるのか、留学先で自分が学びたいと思うことを学ぶ機会がきちんと確保されているか、を確認しましょう。